嵯峨美子
嵯峨美子4th
渚にて・・・

収録曲
1)聞かせてよ愛の言葉を
2)18歳の彼
3)時は過ぎてゆく
4)スーヴニール
5)ボンボヤージュ
6)風のサンバ
7)桜んぼの実る頃
8)あきれたあんた
9)愛の砂漠
10)愛は限りなく

 
「台詞」が前面に押し出されている。

以前、映画のロケ現場で一緒になったエキストラの人が
嵯峨美子さんのお弟子さんだった。
彼女は
優雅な老後を
エキストラとシャンソンで満喫していると言っていた。
嵯峨さんのお弟子さんは
セレブばかりだと聞いたことがあるが
彼女は
まさに、「セレブ」がエキストラをしているようだった。
ギャラなんて関係ないっていう
彼女が
結構、撮影で忙しそうで
「世の中ってこういうもんよね」
と妙に納得した覚えがある。
さて、このCD、
平成7年発行である。

バイトに明け暮れ、
ダンスの振付が結構良いお金になり、
ギャラを
下手くそな芝居と
二丁目のゲイバーにつぎ込んでいた頃だ。

ライナーノートに
原題が載っていないので
ネットが発達していない当時は
このCDを購入しても
原曲がわからず
おろおろしたことであろう。

1曲目の「聞かせてよ愛の言葉」
ライナーにフランス語の歌詞が載っているけど
あまりにひどい間違い・・・
ビクターから出ているけど
シャンソンへの理解がなかったのだろう。。。。

さて、
いまだに
原曲を知らなかったのは
4)SOUVENIR “スーヴニール”・・・日本語詞;高野圭吾
   (S.Stellita/G.Golzi/S.Cossu/C.Marrale)
  「TUTTO IL MONDO DEI MATIA BAZAR (1986)」
マティア・バザール(イタリアのグループ)
http://en.wikipedia.org/wiki/Matia_Bazar
VocalはAntonella Ruggiero(1975-1989在籍)

6)風のサンバ・・・日本語詞;嵯峨美子
SAMBA SARAVAH
映画「男と女」1966よりピエール・バルー
バーデン・パウエル
このCDと無関係だけど、私が大好きな1曲トリステーザ
ライナーの作詞者に
ヴィニシウス・ヂ・モライス
の名前も載っていたので
調べるのに手間取ってしまった。

9)愛の砂漠Le sable de l'amour
(作詞:Frank Gerald 作曲:Daniel Vangarde 訳詞:矢田部道一)
DALIDA
この曲は、ムッシュ矢田部の弟子にとってはあまりに有名。

生前、ムッシュが語り部分の長さが
演奏にぴったりだということを
とても
嬉しそうに話していた。
かなりの自信作だったようだ。

今から15年前に出されたこのCDの中で
2曲
まったく知らない曲があった・・・


シャンソンにはまって
いろんな曲に取り組んでいるけど
嵯峨さんのこのCDを聴くと
どんなに勉強しても
やらなきゃならないことは
果てしなくある。
自分もひたすら
歩き続けなきゃならないのだな

改めて思うのだ。




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