2013年07月9日&23日 - 火曜日

ただひたすらに(ウイルマ・ゴイク)

Il Diritto Di Amare
作詩:PALLAVICINI
作曲:ARBINONI-LUNERO
日本語詞:音羽たかし
1965年にウイルマ・ゴイク(Wilma Goich)が録音

楽譜は、今は廃版になっている水星社「カンツォーネ・アルバム3」に収録されている。
http://www.youtube.com/watch?v=7tkQ2_O1dHE
荒井基裕先生の解説によると
『世界的な古典ブームに先がけて、1965年にレコーディング。
原曲は17世紀イタリアの古典派アルビノーニの作曲したアダージオ。
作詞はPALLAVICINI』
さて、言わずと知れた名曲アルビノーニのアダージオ。
http://www.youtube.com/watch?v=yNyXLSyrGi4
サラ・ブライトマンは『Anytime,Anywhere』と言う題で歌っている。
こちらは、JAN ERIC KOHRS とFRANK PETERSONの共作になっている。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=7VTU8udx98Y

JASRACのデータから調べると
LP「由紀さおり・安田祥子サイドバイサイドコンサートライブレコーディング」B面に『アルビノーニのアダージオAdagio in G minor』という題で収録。
作詞:山川啓介
作曲:T.アルビーニ(ライナー記載はアルビノーニじゃないようだ)
編曲:南安雄
・・・・残念ながら音源は見つからなかった。。。是非聴いてみたい。。。
JASRACには載っていなかったが
浦ひろみさんの「ル・シャルム」というCDに収録されている。
http://www.chanson-museum.com/shop/shop/show_unit.cgi?mode=category&first_category=%93%FA%96%7B%90l%83A%81%5B%83e%83B%83X%83g%82b%82c&category=%89Y%20%82%D0%82%EB%82%DD


水星社の楽譜に作曲者名として載っている
『LUNERO』という作曲者は、調べがつかなかった。。。残念。



『カッチーニのアヴェ・マリア』も、16世紀の作曲家ジュリオ・カッチーニ(1545年頃 - 1618年12月10日)の作品と言われてきたが、
実は、1970年頃ソ連の音楽家ウラディーミル・ヴァヴィロフ(Vladimir Vavilov 1925-73)によって作曲された歌曲である。
<スラヴァ>
http://www.youtube.com/watch?v=NRTS5qA51js

『アルビノーニのアダージオ』も、
『カッチーニのアヴェ・マリア』も
実際に作曲されたのは、1958年と1970年なのだが
JASRACの作品データによると、
作曲の著作権は消滅している。

ところで、
この『アルビノーニのアダージオ』は、
第二次世界大戦中の連合軍によるドレスデン空襲の後で、
旧ザクセン国立図書館の廃墟から発見されたトマゾ・アルビノーニ(トマゾ・ジョヴァンニ・アルビノーニ  Tomaso Giovanni Albinoni 1671年6月8日 - 1751年1月17日ヴェネツィア)作曲『ソナタ ト短調』の断片をイタリア人音楽評論家のレモ・ジャゾットが編曲したと伝えられてきた。
しかし、
現在では、レモ・ジャゾットが1958年に独自に発表した楽曲と判明したといわれている。


一方、
1974年にイタリアの「ダニエル・センタクルツ・アンサンブル」により発表され、
翌年、フランス語の歌詞がついてミレイユ・マチューが歌った
『哀しみのソレアード』は、
実は14世紀のイタリアの作曲家、ザカールZACAR(1350~1360年に誕生-1413年5月19日)の作品だと言うことが分かっている。
しかし、
JASRACの作品データによると
「ダニエル・センタクルツ・アンサンブル」のメンバー、
チロ・ダッミッコ(Ciro DAMMICCO)とベンボ・ダリオ・バルダン(Bembo Dario BALDAN)の共作となっており、作曲著作権は消滅していない。
<ミレイユ・マチュー>
http://www.youtube.com/watch?v=RNE6e3-YNqE