2014年06月11日ー水曜日

ローマよ、今夜はふざけないで

Roma Nun Fa'la Stupida Stasera
英語のタイトル:The Lights Of ROMA
作曲:Armando TROVAIOLII アルマンド・トロヴァヨーリ
作曲:Pietro GARINEI ピエトロ・ガリネイ
    & Sandro GIOVANINI サンドロ・ジョヴァニーニ
英語訳詞:Carl SIGMAN

1961年にローマで初演されたミュージカル『ルガンティーノ』のナンバー。
1962年に、オルネッラ・ヴァノーニOrnella Vanoniがレア・マッサリLea Massariから主役を引き継ぎ、一躍注目を集めた。
「ローマよ、今夜はふざけないで」は、このミュージカルの中で、最大のヒット・ナンバー。劇中、さまざまに歌われている。
1965年カンツォニッシマ“舞台の歌”部門の代表曲となった。
また、女優から転身した「歌手」ヴァノーニの重要な持ち歌となった。
1973年、このミュージカルは、アドリアーノ・チェレンターノの主演で映画化されている。
~以上、ビクターファミリークラブ発売「Italian Pops Collection」曲目解説(坂口紀三和)より~


1962年に初演され、2年間のロングランとなり、映画化もされた、イタリアが生んだ最高のミュージカル<ルガンティノ Rugantino>のメインテーマで、ローマを歌ったスタンダード・ナンバーとして愛唱されている。オルネッラ・ヴァノーニは女優のレア・マッサーリの後を受けて主演。大成功を収めた。「ローマよ、今夜はふざけたことをしないで。私に手を貸して、私に“ノー”と云わせておくれ。星を消し、付きを隠して、春になったことを忘れさせて。心をそそのかす風を止めておくれ」
なお、男性歌手が歌う場合は、反対のイエスの歌詞になる。
~以上、「THE ENCYCLOPEDIA OF CANZONE Vol.6」
 解説:フィオリン・フィオレッロ より~

オルネッラ・ヴァノーニ ほか (音量・注意!!)
「THE ENCYCLOPEDIA OF CANZONE Vol.6」より

レア・マッサリ
https://www.youtube.com/watch?v=c1LB-3SzMwY
ニーノ・マンフレディ&レア・マッサリ
https://www.youtube.com/watch?v=xaPOT3Ji-WY

オルネッラ・ヴァノーニ
https://www.youtube.com/watch?v=faDvnyJyABw
アンドレア・ボチェッリ
https://www.youtube.com/watch?v=gzqFjAST5wA
小野リサ&ボビー・ソロ
https://www.youtube.com/watch?v=JW-3WT1qUOw
Jerry Vale(English)
https://www.youtube.com/watch?v=77A9ChXBe0I
ウィルマ・ゴイクのCD
http://musica.itreni.net/artisti/goich.html


<歌詞>
「Roma nun fa la stupida stasera」
(Rugantino)
Roma nun fa' la stupida stasera
damme 'na mano a faje di' de si'
sceji tutte le stelle piu' brillarelleche pòi
e un friccico de luna tutta pe' noi
faje senti' ch'e' quasi primavera
manna li mejo grilli pe' fa' cri cri
prestame er ponentino
piu' malandrino che c'hai
Roma reggeme er moccolo stasera

(Rosita)
Roma nun fa' la stupida stasera
damme 'na mano a famme di' de no
spegni tutte le stelle
piu' brillarelle che c'hai
nasconneme la luna se no so' guai
famme scorda' ch'e' quasi primavera
tiemme 'na mano in testa pe' di' de no
smorza quer venticello
stuzzicarello che c'hai
Roma nun fa' la stupida stasera
・『ルガンティーノ Rugantino』
1962年(昭和37年)初演の音楽劇。
 ※坂口紀三和氏の解説では、1961年初演との記載。
   この点について書かれたブログを読むと、
   1962年12月15日が初演のようだ。
   ヴァノーニがロゼッタ役を引き継いだのは、
   1963年10月12日からのようだ。
   http://blogs.yahoo.co.jp/cnz27hrio/9876575.html
原案:ピエトロ・ガリネイとサンドロ・ジョヴァンニーニ
    (演出家・劇作家)
脚本:ピエトロ・ガリネイ、
    サンドロ・ジョヴァンニーニ、
    パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ、
    マッシモ・フランチオーザ
    4人の共同執筆。

1973年(昭和48年)製作・1973年3月28日公開、イタリア映画。
・監督:バスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ
・脚本:音楽劇『ルガンティーノ』の戯曲をカンパニーレとフランチオーザの2人が共同で劇映画用に脚色。
・キャスト
  アドリアーノ・チェレンターノ (Adriano Celentano) - ルガンティーノ
  クラウディア・モーリ (Claudia Mori) - ロジーナ  
  パオロ・ストッパ (Paolo Stoppa) - マストロ・ティッタ
  リカルド・ガッローネ (Riccardo Garrone) - 皇太子
  レンツォ・パルメール (Renzo Palmer) - セヴェリーニ枢機卿
  セルジオ・トファーノ (Sergio Tofano) - ミケーレ・サッコーニ侯爵
  トニ・ウッチ (Toni Ucci) - ニコロ・カピテッリ王子
  ~以上、Wikipedia~

『ルガンティーノ』関連ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/cnz27hrio/9864919.html
http://blogs.yahoo.co.jp/cnz27hrio/9876645.html


※主役の名前の日本語表示が、ばらばらです。
「ロゼッタ」だったり、「ロジーナ」だったり。。。
主役を演じたClaudio MoriのWikipediaで調べたところ、
役名は「Rosita Flores」と書いてあったので
「ロジータ」と表記することにします。

【歌詞】
英語
訳詞=比良九郎
訳詞=後藤啓子(音量・注意!!)
訳詞=宮薗洋子(音量・注意!!)











<対訳>
「ローマよ、今夜はふざけないで」
(ルガンティーノ)
ローマよ、今夜はバカな真似はよしてくれ
彼女に「うん」と言わせるよう助けてくれ
できるだけ一番輝いている星と
僕らのためだけの月のかけらを選んでくれ
もうすぐ春だと彼女に感じさせてくれ
キリキリと言うコオロギを彼女の元へ送りつけてくれ
一番いたずらっ子のポネンティーノ(西から吹く風)を貸してくれ
ローマよ、今夜は僕と一緒にいてくれ(協力してくれ)

(ロジータ)
ローマよ、今宵はバカな真似はよしてちょうだい
私が「ノー」と言えるようにしてちょうだい
一番輝いている全ての星を消して
月を隠してちょうだい、じゃないとどうなっちゃうかわからないわ
もうすぐ春だと言うことを忘れさせてちょうだい
「ノー-」と言うように私の頭を抑えててちょうだい
あのいたずらっ子の風を止めてちょうだい

ローマよ、今夜はバカな真似はよしてちょうだい

※ponentino = 夏に吹く涼しい風

(対訳=上山まりん)